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指定校推薦はいつまでの成績?評定平均の見方と学校推薦型選抜の全体像

  • 3月23日
  • 読了時間: 8分

指定校推薦 評定平均 学校推薦型選抜――この3つが出てきた時点で、受験の「見えないルール」が一気に増えます。一般受験のように、模試の偏差値だけ見ていればいい話ではありません。


いちばん不安になるのは、ここだと思います。

「結局、何をどこまで頑張ればいいの?」

「成績はいつまでが勝負?」

「指定校って、取れたらほぼ合格なの?」


結論から言うと、指定校推薦は“楽な受験”ではありません。

高校生活の積み上げを、受験の材料に変える入試です。そして、その積み上げの中心が「評定平均」です。


「評定さえ高ければ自動で合格」という理解は危険です。

指定校推薦は、大学の枠を高校内で争い、その後に大学の選抜もある入試です。

勝負は高3秋ではなく、高2後半〜高3の1学期(前期)までで決まりやすいです。


ここから「制度の名前」「成績の範囲」「流れ」「メリット・デメリット」「動き方」を整理します。

まずは無料の学習相談をご利用ください。



指定校推薦はいつまでの成績?評定平均の見方と学校推薦型選抜の全体像

1. まず大前提:今の正式名称は「学校推薦型選抜」


日常会話では「指定校推薦」で通じます。

ただ、制度上の正式名称は 学校推薦型選抜 です。指定校推薦は、その学校推薦型選抜の中にある方式、と整理すると混乱しません。

また、昔よく聞いた「AO入試」は、制度上の呼び方が整理され、AO入試は総合型選抜として扱われます。


ここで重要なのは、推薦系は「書類だけ」にならない方向に整理されていることです。小論文・面接・口頭試問など、何らかの方法を組み合わせることが求められています。


2. 指定校推薦の本質は「高校の枠」+「高校内の勝負」


指定校推薦は、大学が高校ごとに推薦枠(人数)を出す方式です。つまり、「全国の受験生と戦う」というより、 「同じ高校の中でその枠を取れるか」が勝負になります。


高校内で見られやすいのは、ざっくり言うと次の5つです

(学校によって比重は変わりますがほぼ評定のみで決められると考えてください)。


💡評定(=成績)

💡欠席・遅刻

💡生活態度(学校での信頼)

💡部活・委員会・活動

💡志望理由の明確さ


指定校推薦は高校が推薦したくなる状態を作る準備が必要です。


3. いつまでの成績を使う?(ここが最大のポイント)


結論は全国一律で「ここまで」と決まっているわけではなく、大学と高校のルールで決まります。


ただし現実的によくあるのは、

高校3年の1学期(前期)まで の成績が調査書に載り、それを使う

ケースです。


つまり多くの場合は、

高1+高2+高3の1学期(前期)までが材料になりやすい、という理解が現実的です。


そして、ここで落とし穴があります。


大学に提出する調査書の「成績の範囲」

高校が校内選考で見る「材料」


この2つは完全一致とは限りません。

校内選考では、高校独自に出欠や生活面も合わせて見ることがあります。


我々が最初にやるべき確認は、

「大学の募集要項」+「高校の校内選考の基準」

この2つを分けて考えることです。


4. 「評定平均」は今もその呼び名?


現場では今も「評定平均」と言われます。

一方で、公的には「評定平均値」という呼び方を「学習成績の状況」に改める整理がされています。


なので会話としては、こう覚えると楽です。


学校や家庭の会話:評定平均

書類・制度の説明:学習成績の状況


呼び名は違っても、見ている中身は「高校での成績の積み上げ」です。


5. 指定校推薦の流れ


大まかな流れは次の通りです。


1)大学から高校に指定校枠が来る

2)高校で募集・説明がある

3)希望者が校内選考を受ける(ここが最初の勝負)

4)高校が推薦者を決定

5)大学へ出願し、大学の選抜(面接・小論文など)

6)合格発表・手続き


さらに、制度上の基本として、学校推薦型選抜は 出願が11月1日以降、合格発表が12月1日以降 が目安とされています。


概要として

指定校推薦の出願は、一般的に高3の10月下旬〜11月上旬がピーク。校内選考(校内募集)は6月〜8月頃に始まり、10月には推薦枠が確定。大学への書類提出・Web出願は11月1日以降に行われることが多く、12月頃に合格発表

と覚えておいてください。


「秋になったら考えればいい」は間に合いません。


6. メリットとデメリット

メリット

💡一般選抜より早く進路が決まりやすい

💡日々の努力(定期テスト・提出物・出欠)が評価されやすい

💡面接や志望理由書で、学力以外の強みを出しやすい

デメリット

💡専願が多く、合格後に進路変更しにくい(指定校は専願が多い)

💡「行きたい大学」より「取れる枠」で決まりやすい

💡校内選考のプレッシャーが強い

💡高1からの積み上げが必要で、後から巻き返しにくい


指定校推薦は「受かる」ことよりも、4年間通う場所を決める入試という感覚が大事です。


7. オープンキャンパスはいつ行く?(指定校前提は“早めが正解”)

以下はオープンキャンパスにいつ頃からいくかの表を記載します。

時期

目的

具体的にやること

高校2年 夏

候補探しの時期

いくつかの大学を比較する学部内容・通学時間・雰囲気を見る

高校3年 春〜初夏

最終確認の時期

出願候補を絞って確認する専願で行って後悔しないか考える


指定校推薦前提なら、動き方のおすすめは明確です。


高2の夏:広く見て候補を作る

高3の春〜初夏:出願候補として最終確認


この考え方が分かりやすい形で整理されています。


高2夏は「候補になるか」を判断する時期で、最低3〜5校ほど比較するのが理想、という目安も示されています。

高3春〜初夏は「雰囲気が良かった」で終わらせず、学部内容・通学・支援・卒業後まで現実的に確認する段階です。


8. よくある誤解(ここを直すだけで失敗が減る)


誤解:指定校はどんな評定でも出せば受かる

→ 校内選考があり、大学側の選抜もあります。


誤解:評定だけ見ればいい

→ 欠席・提出物・生活面・志望理由なども見られやすいです。


誤解:高3から頑張れば間に合う

→ 多くの場合、3年1学期(前期)までが材料になりやすく、高1高2が重いです。


9. 今から確認したい「チェックリスト」

ここからは実際の内容です。自分で確認しやすい形に落とします。

チェック項目

確認する内容

本当に学びたい内容か

大学名だけでなく学部の中身まで確認できているか

自分の高校に枠があるか

毎年の指定校枠の傾向を先生に確認したか

評定条件を満たせそうか

必要な評定に届く見込みがあるか

校内選考を通れそうか

ライバルや校内基準を把握しているか

専願でも後悔しないか

合格したら必ず行く覚悟があるか

① 志望校の決め方チェック

専願でも後悔しないと言えるか

学部で何を学ぶか、子どもが言葉にできるか

通学時間は4年間現実的か

② 高校内の勝負チェック

校内選考は何を見ているか(進路の先生に確認)

同じ枠に希望者が集まりやすいか(例年の傾向)

評定だけでなく、欠席・提出物の基準があるか

③ 成績の範囲チェック

大学の募集要項:調査書はどの時点まで載るか

高校の基準:校内選考で使う材料は何か


この3つを確認するだけで、「思ってたのと違う」が激減します。


10. 時期別:やることを“少なく”決める(高1〜高3)

最後に、動き方を時期でまとめます。迷いを減らすために、やることを絞ります。


高校1年生からの具体的な行動イメージ

時期

やること

高校1年

評定を落とさない大学・学部の種類を知る

高校2年 春〜夏

オープンキャンパスに参加する有力候補を複数見学する

高校2年 秋〜冬

指定校の枠を確認する進路の方向性を固める

高校3年 春〜初夏

志望校を最終確認する志望理由書・面接対策を始める


高1(最優先:評定を落とさない)

💡定期テストで「平均点+20点」を積み上げる

💡提出物を100%出す(遅れないが最優先)

高2(最優先:候補を見て、勝負の型を固める)

💡夏にオープンキャンパスで候補作り

💡秋〜冬に「推薦を使うか」を現実的に固める(高校の先生に確認)

💡評定を上げたい科目を決めて、重点を置く

高3(最優先:評定・校内選考・志望理由の土台)

💡春〜初夏に最終確認の見学

💡夏前までに、評定と志望理由の軸を固める

💡夏休みは「書類・面接・小論文」を形にする



「指定校推薦を目指すべきか」「評定平均がどれくらい必要か」「いつまでに何を決めるか」で迷ったら、早めに整理した方が楽です。

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まとめ:指定校推薦は「評定平均」だけでなく「高校内の信用」を積む入試


💡指定校推薦は、制度上は学校推薦型選抜で、高校の推薦を土台に進む入試です。

💡成績は多くの場合、高3の1学期(前期)までが材料になりやすく、勝負は早めに来ます。

💡そして最大のポイントは、大学の条件と高校の校内選考条件を分けて考えることです。


この3点を押さえるだけで、指定校推薦の判断ミスは大きく減ります。


「うちの成績で指定校推薦は現実的?」「評定平均をここから上げられる?」を具体的に整理したい方は、一度状況を見せてください。

相模原市中央区の「個学指導のエイティ」では、定期テストと提出物の改善から、評定を上げる動きを一緒に作ります。無料の学習相談はこちら。

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Q&A(3問)


Q1. 指定校推薦は校内選考を通れば、ほぼ合格ですか?

A. 有利になりやすいのは事実ですが、「絶対」ではありません。大学側でも面接・小論文などの選抜が行われることがあり、校内選考と大学選考は別物として考えるのが安全です。


Q2. 評定平均(学習成績の状況)は高3の2学期で上げれば間に合いますか?

A. 多くのケースでは、大学に出す調査書が高3の1学期(前期)までの成績になりやすいので、高3の2学期で一気に上げる発想は危険です。


Q3. オープンキャンパスは高3の夏からで大丈夫?

A. 指定校推薦前提なら遅くなりやすいです。高2夏に候補を広く見て、高3春〜初夏に出願候補として最終確認する動きが現実的です。


テーマ

内容

オープンキャンパスに行く時期

高2夏に候補探し、高3春〜初夏に最終確認

志望校の選び方

学びたい分野→指定校枠→専願で後悔しないか、の順で考える

指定校推薦で重視すること

評定、校内選考、学部理解、通学、雰囲気、就職支援

注意点

「枠があるから」で決めない、「受かりやすそう」で決めない


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