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相模原市 新中1 数学 先取りはどれくらい必要?最初の姿勢を固める準備法

  • eightykogakushidou
  • 2 時間前
  • 読了時間: 8分
先取り女子

相模原市 新中1 数学 先取りはどれくらい必要か。結論だけ先に言うと、「できるだけやる」でOKです。ただし、ここで言う“やる”は、いきなり難しい問題を解きまくることではありません。目的はシンプルで、4月に学校の授業が始まった瞬間に「分かる」「できる」を当たり前にし、クラスの中で自分を前向きに認識できる状態まで持っていくことです。


新中1の今の時期は、やる気が上がりやすい時期です。環境が変わる前は、誰でも「新しい自分で始めたい」という気持ちが生まれます。ところが、数学はこの気持ちがあるのに点数につながらない子が出やすい教科でもあります。理由は、努力不足ではありません。数学は「勉強したつもり」が発生しやすいからです。たとえば、説明を読んで分かった気になる、例題を見て理解した気になる、答えを見ながら解いて解けた気になる。これらは中学数学では危険です。理解した“気”と、テストで自力で再現できる“力”の差が大きいからです。


では、先取りはどれくらい必要なのか。ここで一番大事なのは、量の話をする前に「先取りのゴール(到達ライン)」を決めることです。ゴールが決まっていない先取りは、途中で迷子になります。今日はこの章?それとも次?ワーク何ページ?結局どれくらい?となり、気づけばやらなくなります。


この第1部では、「学校の先取りはどれくらい必要か」を、エイティの実務ベースでかなり具体的に落とします。すでに当塾のREADINGで“勉強法”自体は書いていますが、今回はブラッシュアップ版として、新中1の数学に特化し、先取りの“量”ではなく“状態”で管理する考え方に寄せて解説します。特に、学校授業が始まってから勝手に伸びる子が共通して持っている「最初の姿勢」まで、ここで固めます。


なぜ新中1の数学でつまずくのか(努力不足ではない)


新中1は、算数と数学の“地続き”で始まるように見えます。実際、最初の単元は計算中心で、小学校の延長に感じる子も多いです。ところが、ここに落とし穴があります。算数の延長だと思ったまま進むと、数学の“ルール”に切り替わりません。


数学は、答えが合うことよりも、「どう考えたか」「どう表したか」「同じミスをどう直すか」が積み上がっていく教科です。だから、最初の数週間で“姿勢”が固まると、その姿勢がそのまま1年続きます。逆に言うと、4月に授業が始まってから立て直すのが難しくなる教科でもあります。


ここで言う“姿勢”とは、根性論ではありません。具体的には次のような状態です。


授業の内容がその場で理解できる(置いていかれない)


宿題が短時間で終わる(詰まらない)


小テストで点が取れる(自信が乗る)


間違えたときに直し方が分かる(復活できる)


この状態を作るための先取りが必要です。


よくある失敗パターン(先取りで逆に失速する)


先取りを「やれるだけやる」と言うと、いきなり飛ばして進めようとする子がいます。気持ちは分かりますが、やり方を間違えると、先取りが“自信”ではなく“疲れ”になって終わります。


「とにかく先へ先へ進める」「分からなくても答えを見て丸をつける」「1日で大量にやって翌日ゼロ」

この3つは、先取りの失敗パターンの代表です。


実際の生徒の状態で言うと、こうなります。

・テキストを開いても最初の数行で止まる

・答えを見る回数が増える

・丸は増えるが、テスト形式になると解けない

・「自分は数学向いてない」と思い始める

・結局、先取りをやめる


これは努力不足ではなく、先取りの設計ミスです。先取りは「進んだページ数」ではなく、「学校の授業が“楽に分かる状態”になっているか」で評価しないと崩れます。


今回の核となる考え方:先取りは“量”ではなく“状態”で管理する


ここがこの記事の中心です。先取りの適量は、全員同じではありません。だからこそ、「何ページ進めたか」ではなく、「どんな状態になったか」で管理します。


先取りのゴールは「学校の授業が分かる」ではなく、「学校の授業が“簡単に感じる”」です。

この差は大きいです。「分かる」止まりだと、授業中に一瞬迷っただけで置いていかれます。「簡単に感じる」まで行けば、多少のミスや抜けがあっても授業中に回収できます。


では、「簡単に感じる状態」とは何か。エイティでは次の3条件で判断します。


1)例題レベルを“見ずに”再現できる

2)類題を3問連続で自力で解ける

3)間違えたときに、どこでズレたか説明できる


この3つがそろった単元は、先取りとして“合格”です。逆に、ページが進んでいても、この3つが満たせないなら未完成です。


先取りは「やれるだけやる」—その中身を具体化する


「やれるだけやる」を、行動に落とします。大切なのは、今のモチベーションを“見える成果”に変えることです。成果が見えると、学校が始まってからも続きます。


① まずは“最初の単元”を固める(早すぎる飛び級は禁止)


新中1の数学の序盤は、計算・正負の数・文字式など、基礎が続きます。ここは「難問で差をつける」のではなく、「当たり前を落とさない」ことで差がつきます。先取りで一番価値があるのは、この“当たり前”を先に固めることです。


先取りの最優先は「学校の授業が始まった瞬間に、毎回“理解できる側”にいる」ことです。


② ペースは“毎日少し”が最強(週末ドカンは弱い)


先取りがうまくいく子の共通点は、量ではなく頻度です。1日15分でも毎日やる子は強いです。週末に2時間まとめる子は、勢いは出ますが、定着しません。数学は積み上げなので、“思い出す回数”が命です。


おすすめの目安はこうです。


平日:15〜25分


週末:30〜45分

これで十分です。逆に、毎日1時間やる必要はありません。長時間は集中が切れて、答えを見る頻度が増え、失敗パターンに入りやすいです。


③ 「できる」という認識まで持っていく(ここが最重要)


先取りの最大の目的は、学校での自己認識を変えることです。授業が分かる→小テストが取れる→発言できる→先生の評価が上がる→本人のやる気が維持される。こういう好循環を作るために先取りがあります。


「分かる」だけでは弱いです。「自分はできる」という認識まで持っていく必要があります。そのための最短ルートが、序盤の小テスト範囲を先に完成させることです。学校の小テストは、基本問題が中心です。ここを落とさない状態で4月を迎えると、初動で勝てます。


家庭学習での具体行動:先取りを“実力化”する3ステップ


ここからは、家庭でどう進めるかを手順化します。先取りを続けるほど、“やり方”の差が大きく出ます。


ステップ1:例題は「読んで分かった」で終わらせない


例題は、読んだ瞬間に分かった気になります。だから必ず、「何も見ずに同じ問題をもう一回解く」を入れてください。これができたら初めて“理解”です。


ステップ2:類題は「3問連続」で判断する


1問だけ解けても、再現性がありません。2問でもまだ怪しい。3問連続で解けたら定着です。先取りのチェックはこの基準が最もシンプルで強いです。


ステップ3:間違えたら「原因を1行で書く」


間違い直しで大事なのは、やり直しの量ではなく“原因の言語化”です。

例:


符号を写し間違えた


分配法則のかけ忘れ


文字と数字をまとめる順番が逆

こういう原因が書けるノートは、テスト前に爆発的に伸びます。


このあたりは、相模原市の中学校のテスト傾向 × 個別指導の現場でもはっきり出ます。テスト直前に伸びる子は、原因が見えるノートを持っています。逆に、丸だけ増えているノートは伸びません。


テスト直前の最終調整:先取りした内容を“点”に変える


先取りは、学校が始まったあとに“復習”として活きます。テスト前にやることはシンプルです。


先取りでやった単元の「間違い原因」だけを見返す


類題を時間を測って解く(スピード確認)


小テスト範囲の基本を落とさない


テスト直前に「新しい単元を先取りして安心する」のは逆効果です。

直前期は、新規ではなく“完成度”です。先取りで作った貯金を、落とさないように固めるだけで点は上がります。


前日・前々日は、詰め込みよりも「ミスを減らす準備」に寄せます。睡眠と集中のほうが点に直結します。


先につながる意味:次単元・内申・受験までの接続


新中1の先取りは、4月だけの話ではありません。最初に“勝ち癖”がつくと、数学はその後も伸びやすいです。理由は、数学が積み上げ教科だからです。序盤が安定すると、次の単元に入っても「やればできる」が継続します。これが内申にもつながります。


そして、将来的に高校受験を考えたときも、数学は中1の土台が大きく効きます。中2・中3で急に頑張ろうとしても、土台が弱いと伸びません。だからこそ、新中1の今の時期に、先取りで「授業が簡単に感じる状態」を作る価値があります。


まとめ:先取りは“量”ではなく“状態”で考える


先取りをどれくらいするかの答えは、「やれるだけやる」でいい。ただし、ページ数で管理しない。学校授業が“簡単に感じる状態”になっているかで管理する。これが、先取りを成功させる一番の近道です。


次回(第2部)では、同じ新中1でも差がつく「式の書き方・ノートの設計」を扱います。式の配置(=を下にそろえる等)は、単なる見た目ではなく、ミスを減らす仕組みそのものです。ここが整うと、数学は一気に伸びます。


※中学数学の最初につまずきやすいポイントについては、別記事『中学数学は最初の1か月で何が大事?』でも解説しています。あわせて読むと、4月の最初の失速を防げます。


Q&A(3問)


Q1. 先取りって、どこまで進めれば安心ですか?

A. 「何ページ」ではなく「状態」で判断します。例題を見ずに再現でき、類題を3問連続で解けて、間違えた原因を言葉にできるなら、その単元は先取りとして合格です。逆に、ページが進んでいても答えを見ながら丸をつけているなら、安心材料にはなりません。


Q2. 先取りをすると、学校の授業を聞かなくなりませんか?

A. 先取りの目的を「授業をサボる」ではなく「授業を簡単に感じる」に置けば問題ありません。授業が分かる状態になると、先生の説明の意図が読み取れるようになり、むしろ理解は深まります。授業を聞かなくなる子は、先取りが“作業”になっているケースが多いです。


Q3. うちの子は飽きっぽいのですが、先取りは向いていませんか?

A. 向き不向きより、設計で解決できます。1日15〜25分の短時間、類題3問で終わる、間違い原因を1行で書く、という「終わりが見える形」にすれば継続しやすくなります。長時間を目標にすると失速しやすいので、短く・毎日をおすすめします。

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