相模原市立上溝中学校 2年理科 2026年度1学期期末 定期テスト分析|個別指導塾が出題構成と難易度を解説
- 6月6日
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相模原市立上溝中学校 2年理科 2026年度1学期期末 定期テスト分析|個別指導塾が出題構成と難易度を解説

【はじめに】
今回は、相模原市立上溝中学校2年生で実施された、2026年度1学期期末の理科定期テストを分析します。
今回の相模原市立上溝中学校2年理科は、生命分野を中心に、顕微鏡、細胞、植物のつくりとはたらき、消化、呼吸まで幅広く出題されたテストでした。
内容だけを見ると、用語を覚える範囲が多いように見えますが、実際の問題はそれだけではありません。図を見て判断する問題、実験結果を比較する問題、理由を説明する問題がかなり多く、知識を「覚えているか」だけでなく、「しくみとして理解しているか」が問われる構成でした。
特に目立ったのは、光合成・蒸散・だ液のはたらき・呼吸の分野です。こうした単元は、単語暗記だけでは対応しにくく、図や実験の流れまで整理しておく必要があります。
個別指導塾の視点から見ると、今回のテストは、前半の基本知識で確実に得点しつつ、後半の実験・考察・説明問題でどこまで丁寧に考えられるかが重要なテストだったといえます。
【教科書の範囲】
教科書範囲:生命分野 第1章〜第3章、教科書p2〜43のうち「動物の呼吸まで」です。
【学校ワークの範囲】
学校ワーク範囲:ワークp2〜19、p22、p23、p28〜33です。
【試験全体の構成】
今回の理科テストは、問1から問11までで構成されていました。
前半では、顕微鏡のつくりと使い方、細胞の基本、植物細胞と動物細胞の違いなど、生命分野の土台となる内容が出題されています。
中盤では、細胞呼吸、光合成、植物の茎や葉のつくり、蒸散など、植物のしくみやはたらきに関する問題が続いています。
後半では、消化器官、消化酵素、だ液によるデンプンの分解、肺のモデル、肺胞と気体交換など、動物のからだのつくりとはたらきに関する問題が出題されていました。
全体として、ただ語句を答えるだけの問題よりも、図・模式図・実験・モデル図を見ながら考える問題が多いテストでした。生命分野らしく、「名前」と「はたらき」をセットで理解しているかが問われる構成だったといえます。
【大問ごとの構成】
問1は、顕微鏡に関する問題でした。
各部の名称、対物レンズの倍率、ピントを合わせるときの手順、視野の変化などが出題されています。顕微鏡は中学理科の基本ですが、名称だけでなく、「どの順番で操作するか」「倍率が変わると何がどう変わるか」まで理解していないと得点しにくい内容でした。
問2は、細胞に関する問題でした。
生物のからだをつくる最小単位、染色液で染まる部分、植物細胞と動物細胞のつくり、細胞の各部分の名称とはたらきなどが出題されています。ここは生命分野の基本知識が問われる大問で、核、細胞膜、細胞壁、葉緑体、液胞などを正確に区別できるかが重要でした。
問3は、細胞呼吸に関する問題でした。
細胞呼吸のモデル図をもとに、出入りする物質や、細胞呼吸がどのようなはたらきかを考える問題です。呼吸で取り入れるもの、出すもの、エネルギーとの関係を理解しているかが問われていました。単なる暗記ではなく、「何のためのはたらきか」まで説明できるかがポイントです。
問4は、光合成に関する問題でした。
ふ入りの葉とアルミニウムはくを使った実験をもとに、光合成というはたらきの名前、ヨウ素液に反応する部分、光や葉緑体が必要であることの確かめ方、光を当てたときに酸素が増える理由などが出題されています。この大問は、今回の中でもかなり典型的な実験考察問題でした。
問5は、茎の断面と維管束に関する問題でした。
ホウセンカとトウモロコシの茎の断面図を見て、単子葉類・双子葉類の違い、維管束、道管、師管の名称やはたらきが問われています。図を見て見分ける力と、各部分の役割を結びつける力が必要でした。
問6は、葉の断面に関する問題でした。
気孔の名称、水の通り道、葉の内部での細胞の集まり方の違いなどが出題されています。葉のつくりは、表皮、葉脈、気孔などの位置関係を図で理解しているかが大切です。また、表側と裏側の違いまで押さえておく必要がありました。
問7は、蒸散に関する問題でした。
葉の表・裏にワセリンをぬった実験をもとに、水の減少量を比較しながら、どこから多く水が出ているか、何が言えるかを考える問題です。実験結果をもとに論理的に判断する必要があり、今回の中でも得点差が出やすい大問でした。
問8は、消化と吸収に関する問題でした。
消化の意味、消化酵素、食べ物が通る器官、小腸での吸収、柔毛のつくりや役割などが出題されています。消化器官の名前だけでなく、「どこで何が分解され」「どこで何が吸収されるか」を理解しているかが問われました。
問9は、だ液のはたらきに関する実験問題でした。
デンプンのり水溶液にだ液を加え、40℃であたためたあとのヨウ素液・ベネジクト液の反応をもとに、実験結果や温度との関係を考える問題です。だ液がデンプンを別の物質に分解すること、適切な温度条件が必要であることを理解しているかがポイントでした。
問10は、肺のモデルに関する問題でした。
ペットボトル・ゴム風船・ゴム膜を使った肺のモデル図を見て、横隔膜のはたらきや、息を吸うときの胸こうの変化を考える内容です。モデルと実際のからだの対応関係を理解しているかが問われていました。
問11は、肺のつくりと気体交換に関する問題でした。
肺胞、毛細血管、酸素と二酸化炭素の移動、肺胞がたくさんある理由などが出題されています。図を見ながら、どの気体がどちらに移動するかを判断する必要があり、呼吸分野の理解の深さが出やすい内容でした。
【難易度の分析】
今回の相模原市立上溝中学校2年理科、2026年度1学期期末テストは、全体として標準〜やや難のテストだったと考えられます。
問1・問2の顕微鏡や細胞の基本問題は、教科書やワークをしっかり見直していれば対応しやすい内容でした。ここは知識の定着がそのまま得点に結びつく部分です。
一方で、問4の光合成、問7の蒸散、問9のだ液の実験、問11の気体交換などは、単なる用語暗記では対応しにくい問題でした。実験の流れ、図の意味、結果から言えることを理解していないと、選択肢で迷いやすかったはずです。
また、今回のテストは「なぜそうなるか」を問う問題が少なくありませんでした。たとえば、光を当てたときに酸素が増える理由、葉の裏から多く水が出る理由、肺胞がたくさんある理由など、しくみを言葉で理解していることが必要です。
つまり、前半は標準レベル、後半はやや考える問題が多めです。基本知識だけで70点前後までは狙えますが、それ以上を目指すには、実験考察と説明問題への対応力が必要だったテストといえます。
【今回のテスト総評】
今回の相模原市立上溝中学校2年理科の2026年度1学期期末テストは、生命分野の基本内容をかなり丁寧に確認するテストでした。
特徴的だったのは、植物と動物の単元がばらばらに出ているのではなく、「つくりとはたらき」というテーマで一貫して問われていたことです。細胞、葉、茎、消化器官、肺胞など、それぞれの器官や部分について、「名前」と「役割」の両方が問われていました。
また、実験問題の比重が高かったのも今回の特徴です。光合成、蒸散、だ液の実験では、操作の意味や結果の違いまで理解していないと得点しにくい構成でした。
理科が得意な生徒にとっては取り組みやすい問題も多かった一方で、用語を丸暗記していただけの生徒にとっては苦しかった可能性があります。図や実験を通して理解していたかどうかが、かなり点数差につながるテストでした。
【点を取りやすかった問題】
今回、比較的点を取りやすかったのは、問1・問2・問5・問10のような基本知識が中心の問題です。
問1の顕微鏡では、各部の名称や観察の手順など、授業やワークで何度も確認する内容が出ています。ここは落ち着いて解けば得点しやすい部分でした。
問2の細胞も、核、細胞膜、細胞壁、葉緑体、液胞など、基本語句を正しく整理していれば取りやすい大問です。
問5の道管・師管や単子葉類・双子葉類の見分け、問10の肺のモデルも、典型問題に近く、教科書の図をしっかり見直していた生徒には得点しやすかったはずです。
つまり今回のテストでは、前半の基本問題と、名称・はたらきを問う問題をどれだけ確実に取れたかが、点数の土台になったといえます。
【解く順番と時間配分】
今回のテストでは、図や実験を読む問題が多かったため、時間配分が重要でした。
まず、問1・問2・問5・問10のような基本知識問題は、できるだけスムーズに進めたいところです。ここで時間をかけすぎると、後半の実験考察に使える時間が足りなくなります。
一方で、問4・問7・問9・問11のような問題は、図や表、実験条件をしっかり見ないと判断を間違えやすい大問です。急いで解くよりも、「何を比べているか」「何が変わっているか」を丁寧に押さえる必要があります。
特に、蒸散やだ液の実験では、似た条件が並んでいるため、読み飛ばすとミスにつながりやすいです。こうした問題は、最後にまとめて見直す時間も確保しておきたいところです。
今回のテストは、知識問題を早めに処理し、考察問題に時間を残す解き方が有利だったといえます。
【得点差が出やすい問題】
今回、得点差が出やすかったのは、問4、問7、問8、問9、問11です。
問4の光合成は、光が必要か、葉緑体が必要かを実験でどう確かめるかを理解していないと難しい問題でした。単語として「光合成」を知っているだけでは不十分で、比較の考え方まで必要です。
問7の蒸散は、葉の表と裏のどちらから多く水が出るかを、実験結果から判断する問題です。数字や条件を正しく読み取る力が必要で、今回の中でも差がつきやすかったと考えられます。
問8の消化と吸収では、器官名だけでなく、柔毛の役割や吸収される物質まで問われています。理解があいまいな生徒は迷いやすい分野です。
問9のだ液の実験は、ヨウ素液とベネジクト液の意味、温度条件、デンプンが分解される流れを整理していないと解きにくい問題でした。実験結果の予想まで含まれているため、考える力が必要です。
問11の肺胞と気体交換も、図をもとに酸素と二酸化炭素の動きを考える必要があります。さらに、肺胞がたくさんある理由を説明する問題は、理解の深さがそのまま差になりやすい内容でした。
今回の相模原市立上溝中学校2年理科の2026年度1学期期末テストは、生命分野の基本知識に加えて、図・実験・モデル図を使って考える力が強く問われる内容でした。特に後半の実験考察と説明問題は、理解の深さがそのまま得点差につながりやすいテストだったといえます。



